色使いがうまい。あえてモノクロに変えるのが人もストーリーも魅力的に見える所以だと思う。
マルシャンは本当にきれいな人だと思うしスタイルも素晴らしいけど、何回見ても作中のキャラクターはどこか好きになり…
1962年公開。 監督はジャック・ドゥミの奥さんにして、「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」と言われているアニエス・ヴァルダ。
精密検査の結果を7時に医者に聞くことになっているシャンソン歌手の女が、5…
最初のタロットカードのシーンだけがカラーで人が映った瞬間からモノクロに変わるのが超オシャレです。リアルタイムで進むところもおもしろくて、いちいち「○分から○分のクレオ」ってテロップが出るから、時間を…
>>続きを読む精密検査の結果を聞くまでの2時間弱がタイトル通りリアルタイムな進行で構成されていて、60年代の当時は奇抜な設定だったのだと思うし今でも斬新。
クレオも周りの人物も洒落ているし、白黒だけどフランスの洗…
シャンソン歌手で若くて金髪の美女クレオは精密検査の結果が今日出るのを待っている。5時。タロット占いで彼女の病気を言い当てられてしまう。そこから2時間、カメラがクレオに寄り添いパリの街を映し、新しい曲…
>>続きを読む 全てが斬新だった。
シーンごとに「何時何分から何時何分のクレオ」という言葉が刻まれて、シーンが一つの詩みたいだった。
街並みや服装はお洒落なのに対し、主人公の悩みは病気。そのコントラストに驚く…
若く美しい「わたし」の目の前に死が突如現れてしまったら。
癌検診の結果を待つクレアの5時から7時。
気を紛らわしても、ささいなことに死を予感し気分は淀んでしまう。心配する友人も背を向けて去った瞬…
大きな水玉
美と戯れたらお洒落が生まれたかの様。
憂鬱な色したタロットに白いテロップがのり、鮮明なモノクロームのパリへ。少し無機質で少し幾何学的でいて女性的。ドーナツ盤3枚を出したポップシンガーが死…