この小さな小さな話を物語る力よ。
マジカルで自由に運動している様に見えるのに同時に大事なものを切り取り続けるカメラ。編集のリズム。歌っている時のブランコの揺れみたいに動くカメラ、好きだ。私が好きな映…
この作品の画面にはいつも、鏡が映っている。
ショーウィンドウ、タクシーのルームミラー、鏡台、車のフロントガラス、手鏡。
クレオは歌手である。ステージに上がって歌うことが仕事だ。しかし、仕事とは言え、…
シャンソン歌手のクレオが癌の診断結果を待つ間パリの街をあてどなく彷徨う様子を描いてるんだけど5時から7時までをほとんどリアルタイムに描写していて面白かった
主要人物の描写だけじゃなくカフェにいる客…
ヴァルダ特有のコメディや大道芸を通した大衆への嘲笑のようなものを感じた。作り物の喜劇性へのまなざしの冷徹さを、ヴァルダは非難しているのだろうか。断定的で単調な世界へのわずかな羨望と、それの造り手への…
>>続きを読むアニエス・ヴァルダ監督はやはり演出が素晴らしい。精密検査の診断結果が出るまでの不安な2時間を淡々と描いた映画で、主人公の揺れ動く気持ちを繊細に描写している。ただそれはそれとして、さすがにストーリーが…
>>続きを読む再鑑賞のつもりでみたけど初見だったパターン。このパターンもあるのか。思い込みってこわい。益々自分が心配になる😌
アニエス・ヴァルダの土地・時代・カルチャー・人物を映し出すフォトグラファーらしい映像…