なでしこ

劇場版めんたいぴりりのなでしこのレビュー・感想・評価

劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)
3.8
日本で初めて明太子を売り出した
味の明太子ふくやの創業者川原俊夫氏の
実話を元にした物語。

ちょっと騒々しいドタバタ喜劇チックで
あるものの、戦後の人々の苦労や
悲しみも織り交ぜられ、
人の温もりを感じたり、
ほろりと泣けるところもあり
最近色あせてきている
日本人の良いところがたくさん
詰まっている、心にぴりりと響く
明太子のような作品だった。

✨🍽美味シーン🍽✨
★★★★
出てきた食べ物はほぼ明太子。
"人々を幸せにする明太子を作りたい"
という強い信念を持つのぼせもんの
主が営む「ふくのや」の居間で
家族や社員、事情を抱えている人など
様々な人たちが赤くふっくらとした
大きな明太子を美味しそうに食す。
思わず白飯が欲しくなる。

明太子は主人公が戦時に在住した
韓国・釜山で食べたお惣菜・明卵漬を
日本で販売したいと、日本人好みに
試行錯誤して作られたもの。
今では誰もが知る博多名物だけれど
相当な努力と苦労があったようで。
特許も取らず、教えを乞う人には
誰にでも作り方を教える店主の
度量のお陰で博多名物が生まれたのだ。

明太子はもちろん大好きだけれど、
これ観たら明太子を食べる時は
敬意を払って食べようっ!🙏🥢
って思った。
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