夜空のパンケーキ

洗骨の夜空のパンケーキのレビュー・感想・評価

洗骨(2018年製作の映画)
4.7
良くできている❗️の一言に尽きる。
あまりに素晴らしいので、同じ沖縄を描いた「宝島」で今年の直木賞受賞した真藤順丈さんにお会いした際に勧めてしまったくらい(笑)

沖縄の粟国島に残る骨を洗うと死人に会えるという風習。
先祖とは何か?
新しい生命とは何か?
暗く重くなりがちな話をガレッジセールのゴリさん(本作では本名の照屋年之名義で監督してます)ならではの切り口で笑いあり涙ありで描いている。

ダメな親父役の奥田瑛二も珍しいが、とにかくこの作品は奥田瑛二の姉役の大島蓉子があってこその作品だ。
笑わせてくれるし、最後の出産シーンには静かな感動すら覚える。

粟国島にある現世とあの世。
一度訪れてみたいと思いました。

ミニシアターでもないシネコンで超満員で、観終わったら納得な作品でした。