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洗骨のayatenのレビュー・感想・評価

洗骨(2018年製作の映画)
4.8
沖縄の友人から勧められ、観に行きました。沖縄での洗骨の風習は知っていましたが、最近はほとんどのところで行われなくなったと聞いていただけに、洗骨がどの様に映画の中で扱われるのかが気になり…。また、暗く重い作品だったら、ちょっとしんどいなぁとも思っていましたが、そんな気持ちを全て払拭してくれる素晴らしい作品でした。

家族それぞれに、また家族がいて。終始映画のテーマとして一貫して流れているのは家族愛。
映画が終盤に差し掛かるあたりには、洗骨の風習が残っていることが羨ましく思えてきました。

ガレッジセールのゴリさんではなく、照屋監督の優しい視線を隅々に感じる、素敵な映画です。

ただ…一つだけ残念なのは、やはりタイトルかな。タイトルで敬遠してしまう人もいる様な気がしました。テーマは洗骨でも、もう少し家族ドラマを感じさせるタイトルだと、もっと沢山の人に観てもらえるように思います。
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