なきむしルーナ

パッドマン 5億人の女性を救った男のなきむしルーナのレビュー・感想・評価

5.0
インドでは、貧しくて生理用品が買えず、約9割の女性が不衛生な布で対処していた時代(2001年⁉︎)に、妻のために、と安くて安全な生理用品を開発した男の話。

かなり脚色されているようだが、実在の発明家 アルナーチャラム・ムルがナンダム(1962〜)がモデル。
生理は「穢れ」であり、5日間はベランダで過ごす女性、そして不衛生さを解消しようと「男」が生理用品の開発に取り組むことで、狂人扱いされ村を追い出される主人公。

インドの雰囲気・状況・問題がよく描かれている。
クライマックスでの、国連での主人公のスピーチは、拙い英語に、想いがこもっており、感動的。

不便で、昔ながらの価値観が横行しながらも、前に進もうというエネルギーに溢れており、元気をもらえる映画。