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グッド・ヴァイブレーションズのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2012年の作品。日本公開は2019年🎥
アマプラのレビュアーはまだ7人。高スコアだけれどそこまで期待せずに観てみたら、私にピッタリの音楽映画だった🎶

惚れ込んだ音楽を聴いてもらいたい。そんな音楽をやっている若者を応援したい。
純粋な気持ちでそこに全力を注ぎ、好きな音楽に囲まれて生きていられたら、なんて素敵だろう✨
それを地で行く、レコード店&音楽レーベル「Good Vibrations」創設者であり「ベルファスト・パンクのゴッドファーザー」 テリー・フーリーの半生を、実話をもとに描いている。

舞台は北アイルランド紛争の最前線 ベルファスト🇮🇪
U2の「ブラッディ・マンデイ」であの頃の北アイルランドの状況を少しは知っていたつもりだったけれど、実際の映像で観た悲惨さは想像を超えていた💥
宗教対立で荒廃した社会に生まれるべくして生まれたパンク・ロック。その真髄が漸く分かった気がした。

当時のミュージックシーンを彷彿とさせるライブハウスの様子、のめり込んでいく主人公の感覚、わかるな〜🎸

自主制作したEPレコードのスリーブを皆で折るシーン、当時買っていた輸入盤の安っぽい包装を思い出す💿

観ていて思わず「ラジオ局に配ればいいのに...」と呟いたら、そのとおりに!w
BBCでまさかの2回連続プレイ!📻

到底真似できないテリーの男気あるパンクな生き様。
生活に困窮し、子育ての環境にも無いクセの強い彼を見守り続けた妻 ルースは凄い!私ならお手上げ🙌
...と思っていたら、あとから調べたところ二人は離婚していた💔
(何人かと再婚していて、そこも彼らしい気がw)

クスッとさせられるのは、エンドロールで紹介される彼のその後😁
いつまでも衰えない七転び八起き的不屈の精神に拍手👏

ベルファスト・パンクを知らなかったけれど、1Dのあの曲に使われている「Teenage Kicks」が聴けたり、「Tony went to fight in Belfast.」の歌詞で始まるデヴィッド・ボウイの「スター」が使われていたり(←関係ないけど、BCRの「恋するラジオ」を思い出す曲💞 )、スージー(スジバン)に似せた人がいたり、ジョー・ストラマーのメッセージが映し出されたり...
特に当時のUKロック好きには嬉しい発見があるはず!

【notes】
●マイアミ・ショーバンド虐殺事件を彷彿とさせるシーン🚐
●理不尽な警察官への非暴力的抵抗で見せた、パンクの団結🎸
●〈余談〉タイタニック号が建造されたのはベルファスト(現在は博物館の「タイタニック・ベルファスト」)⛴️
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