KeN

グッド・ヴァイブレーションズのKeNのレビュー・感想・評価

3.1
Amazon Prime Videoの字幕版にて。初見。

「上手くいかないこともある。俺の人生は負けてばかりだ。だけど勝ち負けが全てじゃない。親父が言っていた“本当に大切なことは正しい道を選ぶことだ”…と。」by テリー・プーリー

「パンク・ロックはかつてない熱狂と興奮でアルスターを包み込んだ。爆破と銃撃 宗教的な対立と憎しみが渦巻く中で、パンクは人々に生きる喜びを与えた。」by ジョー・ストラマー


プロテスタント信者とカソリック信者が対立し北アイルランド紛争が激化の一途の辿っていた1970年代半ばのベルファストで、ちっぽけなレコード屋の店主がパンクにのめり込み自らレーベルを立ち上げThe UndertonesやThe Outcastsといった世に送り出していく姿を描いたノンフィクションもの。
当然 劇中には伝説的なDJ John Peelもお気に入りだったThe Undertonesのヒット曲「Teenage Kicks」をはじめ、Stiff Little FingersやThe Outcasts、Rudiといったベルファスト出身のバンドのパンキッシュなナンバーがふんだんに盛り込まれている。レコード店を開店する際にはThe Small Facesの名曲「Tin Soldiers」も♪

ノンフィクションゆえに仕方がないこととはいえ、ストーリー的には平凡な音楽映画かな。
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