青の

グッド・ヴァイブレーションズの青ののレビュー・感想・評価

3.5
【Punk Rock Now!】

・北アイルランド紛争の最中、ロンドンではないベルファストでのパンクロックジェネシス。

・レコード大好きおじさんが、紛争止まぬ街でパンクロックの雷に打たれる。
自らレコード店を開き、行き場の無いパンクスをプロデュース→レコードデビューさせ→伝説のプロモーターとなる実話。
ありがちな青春ロックムービーと思いきや『おじさんプロデューサー視点』です。

・ロックとの出会い、恋、結婚、経済的破綻、軋轢…。
そう、だいたいこうなっちまう、総じてロックは切ないのだ。

・ストーリーとして目新しさはないが(実話だしね)、主人公の狂おしい程のロック愛は見ていて胸熱。

ちなみに、北アイルランド音楽ものでは『ザ・コミットメンツ』『シングストリート』が至高。
ダブリン訛りでどこか垢抜けない、というかダサさ全開だけど、そこが愛おしくて大事にしたくなる作品ばかり。

・劇中のバンド『The Undertones/アンダートーンズ』のデビュー曲『Teenage Kicks』は今も世界中でカバーされている名曲!聴いてみて!
青の

青の