バナバナ

ペンギン・ハイウェイのバナバナのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.2
宇宙は全く関係ないが、球体の“海”が出てきたり、缶ジュースがペンギンに変わったりと、空想科学小説?のアニメ化。

主人公は小学4年生のアオヤマ君。
アオヤマ君は頭の良い子で、科学的な観察が大好きだ。
ある時、アオヤマ君の棲む山間部の街にペンギンが溢れ出す。
アオヤマ君は、大好きな歯科医院に勤める“お姉さん”が、ペンギンを作り出せることを知り、密かにお姉さんとペンギンの研究を始めるのだった…。

ペンギンとか、球体の海とか全く有り得ないことが、現実の世界に出没しているという設定なのだが、どうも現実と非現実がハッキリ分離しているように感じる。
これがもし、宮崎駿の演出だったら、現実と非現実の境界線はもっと曖昧で、観客はフワっと物語に没入できたんじゃないか…と思ってしまうのだ。
演出次第で、もっと不思議感が出たように思われるので、惜しいと思いました。
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