KentaNarafu

フード・インクのKentaNarafuのネタバレレビュー・内容・結末

フード・インク(2008年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの食肉産業やファストフード、大型スーパーなどの食品を巡る大企業の闇に迫る傑作。この作品を見ると、少なからず自分の食生活にも影響が出ることは間違いなく、とりあえずハンバーガーは食べられなくなりそうだ。
これは幕内秀夫さんも言っていたが、安全な、良い食品を食べるには、近くのものを食べること。幕内さんは風土とそこにいきる人間の相性という視点から語っていたが、この映画では安全や輸送コストの視点から。
よく分からないものを食べなくないのなら、よく分かる範囲のものを食べること。なんだかんだ、答えは結構シンプルなんだよな、と思う。
そして最後の、私たちは一日三回、食の未来に投票する機会がある、というところは結構グッときた。そうだ、ほんの僅かな一歩でも、それが集まれば大きなうねりになる。資本家、大企業から普通の人たちの食を守るために、小さな一歩を踏み出そう。そんなことを思わされた。
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