試写会にて鑑賞。
この作品は、作品紹介のあらすじ欄やチラシをしっかり読んだら、それだけでかなりネタバレになっていると思う。
登場人物の気持ちとその背景にあるものを構成の巧さと俳優の上手さがよく引き出していると思った。
以下は、ただの感想ですが、「あらすじ」を読んだ人向けとなっています。
★前情報無しに映画を観たい人は読まないでください。★
結婚式後間もなくの二人と、二人の過去が「何度も」折り重なり明らかになる形式。
フローレンスとエドワードは頭がよく、全く違った家庭環境に育ってきた。家族の問題を抱えながらも結婚へこぎつけた二人だったが、初夜の晩に口論となってしまう。
「どうして愛し合っている二人が・・」と何度も思った。しかし観終わった時には「仕方なかったのかもしれない。」「所詮は乗り越えられなかったのだ。」という思いに変わっていた。
シアーシャ・ローナンの上手さはもちろんだが、ビリー・ハウルがエドワードの性格の粗野な部分を含め上手く演じていた。
ラストの二つの章は無い方がいいと思った。