このレビューはネタバレを含みます
200年続く名家には掟があった
・0時までにベットに入ること
・家に他人をいれないこと
・姉弟が離れないこと
これを守る限り下に住むものが守ってくれる
主人公は18歳の双子の姉レイチェル
美しく神秘的で下町の帰還兵ショーンと一目惚れし合う
弟は両親の自殺を目撃してしまったために心を病んで屋敷から一歩も出られないでいた
数世代前から懇意にしていた弁護士から財産が底をついたことを知らされる
母の形見の真珠のネックレスを渡すが翌日弁護士が卒倒してやってくる
ネックレスは鳥の骨で作られたものにすりかわっていた
どうやら屋敷に住むなにものかによる魔力、呪いでみな幻覚をみているらしかった
双子のもつ秘密は他にもある
両親も双子でそのまた両親も双子
皆近親相姦で双子を産み、湖に入水自殺をしていた
(主人公の親は父親が無理心中していたようだが)
どうやら祖先はどこかからか移民してきたようで
屋敷を建て隠れ住んでいたそうだ(隠れてるにはかなりでかい屋敷)
でも2人の過去が罰を与え、命の連鎖を続けている
と説明はあるものの詳しいことは最後まで不明
弟はこれは呪いではなく恵だ
と言うが、まあ確かに見方によればそうかも
姉は抗おうと必死やったけども不発になりっぱなし
弟が掟を破って弁護士を屋敷内へいれ、刺殺
0時過ぎにやってくる彼らのいる床下へ弁護士を投げ入れる
彼らはどうも祖先らしくみんな主人公たちとだいたい同じ顔をしていた
終盤レイチェルが床下に落ちるとそこは屋敷と鏡のように対になっており全部水で満たされていた
怖がらせる描写で何度か床下から水が湧くことがあったけどその際は全部真っ黒の液体だったのに中に入ったら綺麗な透き通る水で謎
帰還兵が水の底に彼らに引きずり込まれた
レイチェルの周りに円になる祖先たちこっちへ来い!という身振りにレイチェルは大慌てで地上へ
出てみたら湖
弟は帰還兵と揉み合ってる際に負傷、その後死亡
レイチェルは1人で屋敷を出ていくおしまい
爪が甘いところどころ
で?彼らの過去ってなに?
レイチェルと帰還兵との会話で床下の彼らの不気味さを説明しているとき、それは子供に聞かせる作り話だよ村にもあるって言う
レイチェルは怒って、その話で両親もそのまた両親も死んだのよ!って
祖先は過去の過ちによる罪悪感から負のオーラを呼び集め自らに呪いをかけてしまったのかなー
それを語り継ぐことでより強固な呪いになったのかも
そもそも祖先のだれもが我が子を闇へ引き摺り込もうとしすぎてて草
「彼ら」の招待が身内なのに呪いから離れられないなんて
なんか、とにかくぼんやりとした話だった
細部が曖昧な感じ