すがり

THE GAME ザ・ゲームのすがりのレビュー・感想・評価

THE GAME ザ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.1
タイトルの投げやり感と安定のパッケージの関連の薄さ。
それでもこれは結構楽しかった。

脱出ゲームって一時期めちゃくちゃ流行りましたよね。
実際の体験型脱出アトラクションなんかも出てきて、今作はそれをそのまま映画として映像化している風。
そのため謎解きやゲームとしての規模はものすごくこじんまり。

ただ今作に関してはその範囲の狭さというのが妙にハマってる。
ホラーオタクの男二人とその彼女二人という四人構成も余計な人間関係を生み出さずにすっきりしていて四人とゲームと殺人鬼に集中できる。

例えばソウならゲームギミックもさることながらむしろ人間関係が肝の部分で、その関連の進展によって衝撃を生み出している。

でもそんなの毎度できるわけでもないしね。
その辺の変な人間関係のせいで面白さを損なってる映画も沢山経験にあるでしょう。
その点今作は妙なわだかまり無く、より現実的に友人と遊びに行ったアトラクションにたまたま殺人鬼が居たというおもしろシチュエーションを味わえる。

時間が短いので夜でも歯磨き感覚で観られるのもグッド。
すがり

すがり