試写会にて。
ほぼ3ヶ月ぶりの試写会でした。
ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した、20世紀のロシアを代表する作家、セルゲイ・ドヴラートフの伝記映画。
正直ドヴラートフを存じていなく、ロシアのこの辺りの時代背景に馴染みが全くない為、この知識がゼロ状態で臨むと単語が全くわからないものが多く、なかなか初見殺しの作品だった。
知っている前提で話が進んでいくため時代背景の説明などがかなり不足しており、なぜロシア革命記念日の前日の6日間でなければならなかったのかが、あまり理解できず。
とにかく淡々としており、呪文のようなロシア語も相まってめちゃくちゃ眠い作品だった。
抑圧される言論。
作家が作家として生きられない。
苦痛の中労働させられる人々と、ジャズの中でパーティーしていたり。
なんだかプロレタリア文学のような部分もありながら、ささやかな日常もある。
そのバランス感が、知識がないのでやはりいまいち理解ができない。それはストーリーテリングがイマイチだからなのではと見ながら悩んでしまった。
ドヴラートフがいかにすごい人なのかよくわからないままだった。