フェミ研ゼミ

希望の灯りのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

希望の灯り(2018年製作の映画)
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すごくすごく地味な出来事、日々にスポットライトを当ててくれてありがとうって思った。

ささやかな誰かたちの日々。
私たちの生活のような日々が映画になっていて嬉しい。

スーパーでの仕事は華やかではないし、
そこで働く人々を演じる俳優達に華があるわけでも、だれもが驚く事件があるわけでもなくて。
四捨五入したら何にもない日々だ。
ただ好きな人ができたとか、
職場のおっさんが優しいとか、
休憩中のコーヒーの味とか、
そこでのお喋り。
帰りバス停の寂しさとか。

四捨五入したら何にもない事事が悲しかったり、寂しかったり、嬉しかったりする。
眠たくなるような映画かもしれないけど、この映画が存在して、TSUTAYAにあって色んな人に見つけられて、面白いとか、つまんないとか言われる。
それだけで嬉しい。

スーパーにいくと、すこしワクワクする。
手の届く価格帯で、何でもある。
色んなお客がいて、沢山の人が働いていて、生活がある。

スーパーでアルバイトしたことある。
忙しい時はビートルズのヘルプがかかる。
バイト帰りに安くなったデザートを買うのが日課だった。
バイト中は早く帰りたいと思うけど、家に帰ると少し寂しい感じがある。

そんな映画だった。
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