TenKasS

悪魔の季節のTenKasSのレビュー・感想・評価

悪魔の季節(2018年製作の映画)
-
体制にブチギレるラヴ・ディアス監督。
国よ!目を覚ませ!!
ここまでストレートになるとモロに制作側のイデオロギーが見えてくる感じがして、いやらしいのかもしれないのだけど、それを抜きに後半からの抜群な面白さ。
ラヴ・ディアス監督は短編含めてもまだ3本しか見ていなくて恐縮なのですが、照明が煌々と画面奥に位置し、前面に役者を配置した画面になると3Dにみえてくるので空間の作り方、モノクロの色の階調の作り方が凄すぎるな…と思った次第。
そして何よりアカペラ…。
慣れてくるもんですね。もはやあのLaLaLa…は尺も加味して洗脳に近いもんがある。
そうかそれを体感させる為の長さ…!?
TenKasS

TenKasS