ホーガン

バーニングのホーガンのレビュー・感想・評価

バーニング(1981年製作の映画)
3.8
「サンクスギビング」の鑑賞後、過去のスラッシャー映画を見直したくなって本作を再鑑賞。

「13日の金曜日」の大ヒット後、同じようなキャンプ場を舞台にした典型的なスラッシャー映画。公開当時、殺人鬼の名前をバンボロと称し、全米指名手配中で逮捕されていない。配給会社(東宝東和)のまるでノンフィクションのような宣伝に乗せられた当時13歳の自分は恐れ戦いた。劇中の殺人鬼の本当の名前はクロプシーであり、ノンフィクション要素は嘘八百だった。

前半の出るぞ出るぞと見せかけてのスカしが長いのが難点だが、太陽の光と影のコントラストが美しく、当時特殊メイクの最先端だったトム・サヴィーニの残酷描写が映える。そして、何よりリック・ウェイクマンによる音楽が最高。私的には青春の一ページを飾る傑作である。
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