MikiMickle

バーニングのMikiMickleのレビュー・感想・評価

バーニング(1981年製作の映画)
3.5
TSUTAYAに行ったら「発掘良品」にこれ発見っっっ‼‼テンション上がりまくりっっっ‼‼
この作品、長らくDVD化が望まれていたもので、数年前にやっとDVDになったんだけどなかなか買えずに… ひゃほーーーー♡

ストーリー。
意地悪なキャンプの管理人クロプシーは、子供のイタズラによって大やけどを負ってしまう。
5年後彼は殺人鬼バンボロになって、古巣近くのキャンプ場へと戻ってくる。復讐のため……というストーリー。
前年に公開された13金の亜流…なのだけれども、その後の山のようにある亜流とは一線を期している良作です。

えと、まずバンボロ。 当時の謳い文句は「これが噂のバンボロだっ‼」らしいけど、日本の配給会社によって勝手に名付けられた名前です(笑) なので、劇中では一切バンボロとは呼ばれません(笑) バンボロって何よwww けど、敢えて、以下バンボロと呼ばせていただきますねw

小学生から高校生まで集まるようなサマーキャンプ。(多分)高校生軍団20名ほどはカヌーに乗って小旅行に出かける。
が、1泊目の夜、1人がバンボロの犠牲に…そして、カヌーも全てなくなっていた…
そして、ひとりひとり、バンボロの犠牲となっ ていく…

この映画が良いひとつは、登場人物の大多数がある程度良いやつなところ。いじめられっ子を庇い、いじめっ子を逆にバカにしたりする良い子たち(子とも言えない成熟っぷりだがw)だし、リーダー格の2人の責任感の強さもあり、この手のスラッシャー映画にありがちな「はよ死ね」感はあまり感じない。
もちろん、Hするカップルは例のごとく死ぬw
お色気シーンはもちろんあり、爽やかな裸体を惜しみなく晒してくれております。

序盤は結構ゆったりなペース。「くる?バンボロくるかっ?」の期待への肩透かしは、最後の最後まで姿を見せないバンボロと同様に出し惜しみ感があり、もどかしさと面白みを感じます♪

そしてなによりも、この映画の素晴らしさは特殊メイクがトムサヴィーニ兄貴だということっっっ‼‼
もう、これに尽きるっ‼‼
冒頭の生きたままの火だるまから始まり、
バンボロの武器は、大きな園芸用ハサミ‼‼
それによってグッサン・ジョッパンの上手さ‼‼
指チョッパンは名シーン‼‼ 見事にパッサリ‼‼(個人的にこの指チョッパンされた男の子が可愛いw)流れ落ちる血の迫力や、したたりの情緒さ♪ たまらんのです♪なのに、最後は巨大ハサミじゃないという(笑) そこ、貫き通そうぜっ‼‼とも思うけど、それによって情緒あるラストにもなっております。

刺激の強い現代の作品と比べると物足りなさはもちろんあるものの、元YESのリック・ウェイクマンのシンセの音も相まって、時代を感じる素敵な作品です♪
大男バンボロが巨大ハサミを持ってこっそり隠れてるとか想像すると笑いもこみ上げますwやっぱりこの時代のスプラッター映画、好きだなぁ
MikiMickle

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