率直に言うと、映画館ではじめて眠ってしまった作品。
政治的主張はわかるが、はっきり言って品がない。別に下品なものが全て悪いとは思わないが、全体的に論調が変わらないから冗長に感じてしまう。
ブッシュが嫌いなインテリが妙に評価高い扱いだったが、低俗に描くことでブッシュと周りの連中が低俗であるとい自分たちの考えを正当化できる、愉悦に浸っているだけに見えてしまった。
私もブッシュ政権に対しては支持していたわけではないが、一貫した調子には全く共感できなかった。
要するに、監督は自分たちと違う人々の悪口を2時間やったわけだが、それを代金払ってまで見たかったかというと否である。
私にとっては、評価高く論じた当時のメディアに疑念を抱くことになった作品だった。