Jimmy

The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅡのJimmyのレビュー・感想・評価

4.3
シネマート新宿にて鑑賞。

この映画、『PARTⅠ』を観てから『PARTⅡ』公開までの1週間、待ち遠しくて長かった(笑)
PARTⅡでは大型旅客船沈没というスペクタクル場面の迫力が凄かった!

本作前半では、PARTⅠエピソードを「おさらい」しながら物語も少しずつ進めていく上手い描き方で、この映画を作る前から二部作として作ろうとしていたことが窺える。

(※)個人的にはPARTⅠを観てからPARTⅡを観る1週間で12本のいろんな映画を観てしまったので「物語がつながるか?」が少し心配だった…(^_^;
でも、復習しながら物語を進めてくれたので助かった(^^)


この映画では、引き続き、男女3組の運命の行方を描いているが、時々、昔の日本映画『君の名は』的なスレ違いドラマにもなっていて、観ているこちらは「あぁ~、そうなるのか…」と思ってしまう。

映画は、第二次国共内戦の末期、「上海にいると危険」という状況になり、上海の人々が「安全とされている台湾」に船で行きたい人達が殺到する。
上海発、台湾行きの大型客船「太平輪」は、内戦に揺れる中国から脱出しようとする1000人もの運命を乗せて出航するが、出航前に「乗客も多過ぎるし、荷物も積み過ぎである」という話を聞いているので「危ないな~」と思いながら観ていると……。

ジョン・ウー監督が歴史的背景も描きながら、エンターテインメント映画としても見応えのある本当に面白い超大作映画であった。
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