見損ねていたのでレンタルで鑑賞。
ある条件付きで過去に戻れる不思議な喫茶店、
そこに訪れる人々のドラマがオムニバス方式で
語られる。
よくあるタイプの「泣かせ話」が続く展開だが、
映画全体に流れる温かい雰囲気が人物への共感を
後押ししている気がした。
二番目の夫婦の話、最後の母親の話では
しっかりと泣かせていただいた。
脚本的にもよく出来ていて、引きつける展開に
問題解決の手法に閃きがあり爽快だった。
細かく粗を探せば、それはあるが指摘は無粋。
僅かな時間でも、心は変わる。
時間を無駄にせず生きようと思わせてくれる
秀作であった。
「向こうで待ってる人のこと、思い出して」