出てくる子供たちが健気すぎて何とも言えない気持ちになります。同情とか気の毒にとか、そういう感情を持つことをこの子達は望まないだろうとは思うけど、こんな年齢で人生とか幸せとかってワードが出てくるだけで辛い気持ちにはなります。
健常に生まれたら背負わなくていいものを小さいうちからたくさん背負って、治療はやっぱり辛いのだろうなと想像して、普通の子との苦労の差を思わずにはいられないけれど、でも、この子達は苦労の分だけ人としての成長が早いようにも思います。それがまた辛くもあったんだけどね。本来子どもは先々のことなんか何も考えずにもっと無邪気に生きてていいと思うから。
この映画に出てくる子どもたちはみんな自分の病気を理解し、そのうえでできる限り伸び伸びと日々を過ごしていたように思います。そう出来るように、周りの大人たちも適切に配慮をしているようでした。そういうことがとても大事なんだなと改めて思いました。その辺はフランスあたりは進んでるのかな。日本もそうであって欲しいし、どんな子にも明るい未来や生きる喜びを感じてて欲しいなと思いました。