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母さんがどんなに僕を嫌いでものeryuのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

 自分は、今まで親から愛されているとしか感じたことがなかったから、今回のこの映画を見てすごく苦しくなった。
 お母さんから何をされても、どんな言葉をかけられたとしても、苦しいし辛いけど、やっぱり完全に嫌いになることはできないのかもしれない。お母さんに愛してほしいという気持ちが所々に感じられて、だから自分は笑顔でいよう、お母さんに喜んでもらおうとしててすごく辛かった。
 自分だったら子供をずっと同じ愛で愛せるのだろうか?愛したいし、大好きだし、信じたいと思うけど、もし愛せなかったらどうしよう?と不安にもなった。
 タイジが生まれて初めて誰かから「大好きだよ」と言ってもらえたところは、本当に苦しかったし、仲野太賀さんの演技も凄くて、本当に初めて心から嬉しい言葉をもらい、生まれて初めて愛を感じている人だった。
 誰かに感動を与えたり、勇気を与えられるってすごいことだと思う。生きていてそういう経験は滅多にない。自分も、自分の全部を使ってお芝居をすることで、誰かに何か少しでも届く演技をしたい。
 無条件に愛をくれる親という存在がいることのありがたさ、今、安心して笑って生活を送ることができることの尊さをしっかりと噛み締めたい。生きているうちに家族を大切にしようと思う。
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