群像劇なので、誰と誰の話かと思っていると、振り回される。
佐藤(三浦春馬)と紗季(多部未華子)の話だけでも良かったんだけれども。
でも、一真(矢本悠馬)と由美(森絵梨佳)の夫婦の話がどうやら、この話の核になっているし。また、美緒(恒松祐里)と和人(萩原利久)の話も、ちょっと粋で良かった。美奈子(貫地谷しほり)とウィンストン小野(成田瑛基)の話は、無くてもいいかと思ったけど、これはこれで悪くはなかった。
どうにもさえない佐藤が何とか紗季と一緒になれたのは、他の家族の影響がかなりあったからだと思える。
三浦春馬を見るのは辛く、なぜああいうことになったのかは知る由もないけれども、冥福を祈りたい。
今泉力哉監督作品を続けて観る。これは、インパクトは弱いが、感情の押しつけがましさがない所が、とてもよかった(2023.8.5)。