「どうしてこの人と一緒にいるんだっけ?」の理由に気づけたときに笑顔になれたら、その相手で正解だ。
初めてスポーツが人を励ますパワーを持っていることを知れた。
映画の中のことなのに、本物のボクシング選手と試合を見守っているような気持ちになった。
「この試合に勝ったら……」
試合するのが自分であれ、選手であれ、自分一人では踏み出しにくい一歩を踏み出す強いエネルギーっていうのがあるものだ。
とても影響力の強いものなのだと感じだ。
半面、負けてしまえば「期待させないでください」「勝ってほしかったのに」という身勝手なメッセージが届く辛辣さに心が痛んだ。
ボクシングシーンにばかり注目してしまうのは、主人公カップルやその友人夫婦をあまり好きになれないせいかもしれない。
とくに友人夫婦の夫の方は、他人の命や人生をあまりにも軽んじているクズで出るたびに嫌な気分になった。
主人公が「妊娠を知って、迷わずすぐに大学辞めて就職したんだ。かっこいいよ」みたいなセリフを言うけど、何もかっこよくなくて驚いた。
この関連がなければスコアは4でも良かった。