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アイネクライネナハトムジークのGINのレビュー・感想・評価

4.0
X(旧Twitter)で今日(4月5日)が故三浦春馬さんの誕生日だと投稿されていたので、こちらの作品を鑑賞。

三浦春馬さん主演。
伊坂幸太郎と斉藤和義の絆が生んだ恋愛小説集を映画化した作品。

仙台駅前で街頭アンケートに立っていた会社員・佐藤は、ふとギターの弾き語りを耳にする。
同じように聴き入っていた女性・紗季にアンケートに協力してもらった彼は、後日、交通整理のアルバイトをしている彼女を見かけたのをきっかけに交際するようになる―。

三浦春馬演じる、偶然の出会いを待つ男・佐藤と、偶然現れた多部未華子演じる 紗季の2人の恋を軸にして、不器用ながらも愛すべき人々のめぐり会いの連鎖を 10年に渡り描いた作品だ。
佐藤と紗季が出会って、これから交際を開始するかってところで、いきなり10年経過しちゃうので唐突すぎて「えっ!?」ってなったけど、それでも人と人が繋がってる感じとかが爽やかに綴られていて素敵な作品でした。

佐藤と紗季、2人を中心に様々な人間模様を織りなしていく。
2人の周囲にいる人々も、同じ時の中で人生を歩み、めぐり会いを繰り返しながら生きている。
「あっ、この人とこの人、ここで繋がってたんだ」と発見があるのが嬉しかった😁

作品の舞台、仙台のロケーションも良いですね。
(オール仙台ロケだったらしい😊)

役者さんでは…
役者の皆さん、全員の自然な演技が素晴らしかった。
でも強いて言うなら、貫地谷しほりさんと三浦春馬さんが良かったですね。
三浦春馬さん、繊細で良い役者さんだなぁ。
ホント惜しい人をなくしたと思う。
もっと活躍する姿を観たかったという思いと、これからも作品の中で出会うことは出来るんだという思いが、レビューを綴っている今行ったり来たりしている。
ご冥福をお祈り致します。
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