MrMINE

パラレルワールド・ラブストーリーのMrMINEのレビュー・感想・評価

3.4
これ1995年に出された小説なのか・・・
東野圭吾氏の頭の中では、完全に時代の先端を考えていたことになるな。

その東野圭吾氏が大絶賛した実写映画化。
見る手からしたら、難し~い映像作品でした。
しかし、この作品の監督は間違いなくこの原作が好きなんだろうと思います。
この小説を読んでいた時に、自分自身が想像していた東野ワールドとそっくりだったからです。

どういうことかというと、東野圭吾作品って
どこかセピア色のする、もやっとする色使い、強弱の少ない登場人物たちの淡々としたセリフ、そして音効は派手派手しくなく、単調。
小説を読んでいるといつもそういった事が頭の中で想像できます。
この作品はまさにそうでした。

愛していたあなた。
しかし、ある日目覚めるとその愛していたあなたは親友の恋人だった…
現実と非現実の世界に惑わされれる男がたどり着いた真実とは?

いやぁ、単純すぎて難しい内容だった。
それにしてもヒロイン役の吉岡里帆の地味感が素晴らしい!
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