前半は原作の魅力に引き込まれ、後半は急失速した。
前半は展開についていくのが非常に面白く、色々な憶測を立てながら作品の魅力に引き込まれた。
しかし、後半のクライマックスにかけて盛り上がりに欠けていった。
多分前半にラブストーリー重視で見ていなかったから。
ミステリーを謎解いていく視点で見てたから前半の内容が整理できて、しっかり後半の展開も理解できた。
その反面登場人物の心理描写に気づけず、感情移入できなかったり、感情の機微や変化を読み取れなかった。
だから後半の構成が人物の感情メインに移行していった時、急激に尻すぼみしていった感があった。
ただ前半の結構めまぐるしく変わる設定についていけなければ、「?」がめっちゃ残る作品。
原作未読だが、東野圭吾さんらしい作品と思った。
たぶん、映画化して120分程の枠に収めようとするのは難しいだろうなと感じた作品。
「レインツリーの国」以来の玉森くん主演の映画やったけど、微妙な設定差がおる人物をわかるように演じてたのみて、演技上手になったんやなーと思った。
逆に吉岡里帆さんはシリアスな演技がちょっとなーって感じかなー。
とりあえず、次は原作読んでみよう。