破局大噴火

チャーチル ノルマンディーの決断の破局大噴火のレビュー・感想・評価

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これはかなり微妙だった。

絵作りは美しいところも多かったが、物語はほとんど意味不明というかよくわからんかったな。

特殊メイクチャーチルの映画を先に見てたて、あれはあれで微妙だったんだが、アレとほぼ同じでチャーチル孤軍奮闘するまたという状況と見せ場が演説であるという部分ら変わらないわけですが立場と結果が真逆なわけですよね。

特殊メイクの方は周りが全員降伏や停戦派であったのに対しチャーチル一人徹底抗戦を叫ぶという状況とダンケルクでの決断で若者を大勢救う。フランスのかなり早い降伏に対して怒りアメリカを巻き込んで徹底抗戦を主張というビクトリーのあのチャーチル。

こっちの映画はむしろ周りが上陸作戦をつまり徹底抗戦?を主張している時にチャーチルがそれはやめろと叫び、4年経ち立場がひっくり返っている。歴史的なことはしらんけども。しかし結局阻止することは出来ず、この阻止することができなかったというところが特殊メイクチャーチル映画と反対の印象を受ける。つまり、オーバーロード作戦は計画通りに果たされわけで。

この映画の描写不足はチャーチルがなぜアメリカや上陸作戦へ反対の立場をとるのか。ここが微妙だっ気がする。また4年前からの変化の部分ここをしっかり描いて欲しかったような気がする。ガリポリの戦いなど少しは出てくるがあまり効果的とは思えなかった。

結局作戦に対しての立場は肯定派に変わるわけだが、それもドイツによるロケット攻撃を受けたからというエピソードだけで処理されるのもどうなんだろうか。ロケット攻撃による被害もあまり描かれてなかったのも気になる。

後ラストだがてっきり上陸作戦のシーンが描かれると思ったがなかったな。徹底してチャーチルの見える範囲だけを描くというこだわりでもあるのかしらんが、正直それによってこの映画は失敗してるとしか思えなかった。
破局大噴火

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