このレビューはネタバレを含みます
授業でヨーロッパについて学んでいるのでより感情移入しやすかった。
そして、ストーリーがとても良かった。
少しゆっくり時が流れていく感じ、音楽の音色やタイミング、過去にあったことの描写の仕方など緩やかながらも、しっかりと心に訴えかけてくれる感じがとても良かった。
少し頑固な主人公。
でもその頑固さは長い歴史の辛い過去ゆえにそうなってしまったのかなと思いながら鑑賞。
どんなに歴史を勉強しても、やはり当事者の気持ちには到底なりうることが出来ない。
それほど想像を絶することだったなと改めて実感出来た。
周りの人々の温かさに救われ、そして映画のタイトルがとてもピッタリだと感じることが出来た。
改めて、もっと私達は過去について振り返る必要があると感じた。
他者から見れば、過去のことと思えてもどれだけの傷を残したかそれが伝わってくる映画でした。
最後に少し彼の傷が報われた気がして良かった。
俺の親父の罪は一体なんだったと思う?
ユダヤ人である以外に
この言葉が胸に深く突き刺さった。