このレビューはネタバレを含みます
終戦の日に。
アルゼンチンに住むユダヤ人のセニョールが、かつて過ごしたポーランドまで旅するロードムービー
先日見た山登りするセニョリータ同様、行く先々で出会う人の力を借りて旅を続けていく。人の親切に預かる老後、、、幻想みたいだな。
ポーランドという言葉さえ口にしたくない、ドイツの土は一歩たりとも踏みたくない、というセニョール(おじいちゃんと言ってはいけない)
狭い車内でドイツ人に囲まれ、ついに倒れてしまう。
こういう形の戦争モノもあるのか、と。
残虐なシーンがなくとも、十分憎しみや恐怖が伝わった。
わしは戦争映画として捉えたけど、家族関係や出会い、友情など、見る人によって色々な感じ方ができる作品だと思った。
アルゼンチン→マドリッド→フランス→ドイツ→ポーランドのワルシャワが旅の舞台
ロードムービーオタク的にはRenfe やレトロな列車も良かった