チャリスキー

家へ帰ろうのチャリスキーのネタバレレビュー・内容・結末

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

終戦の日に。

アルゼンチンに住むユダヤ人のセニョールが、かつて過ごしたポーランドまで旅するロードムービー

先日見た山登りするセニョリータ同様、行く先々で出会う人の力を借りて旅を続けていく。人の親切に預かる老後、、、幻想みたいだな。

ポーランドという言葉さえ口にしたくない、ドイツの土は一歩たりとも踏みたくない、というセニョール(おじいちゃんと言ってはいけない) 
狭い車内でドイツ人に囲まれ、ついに倒れてしまう。

こういう形の戦争モノもあるのか、と。
残虐なシーンがなくとも、十分憎しみや恐怖が伝わった。

わしは戦争映画として捉えたけど、家族関係や出会い、友情など、見る人によって色々な感じ方ができる作品だと思った。

アルゼンチン→マドリッド→フランス→ドイツ→ポーランドのワルシャワが旅の舞台
ロードムービーオタク的にはRenfe やレトロな列車も良かった