FukiIkeda

家へ帰ろうのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
4.3
アルゼンチンに住む足の悪い頑固で裕福な爺さん。娘や孫たちに囲まれて、長年住んできた家を娘たちに売られ、自分は老人ホームへと送らる、最後の日を文句を言いながら迎えている。
そしてあるスーツを見て何か思い立ったように、皆に内緒でそのスーツと共にポーランドへ向かおうとする。
そこで出会う人との会話や出来事で、お爺さんが何をしに、どういう目的で、誰に会いに行こうとしているのかわかるのだけど。
戦争は、何年経っても癒えない傷や忘れられない出来事として人の心を蝕んでしまう。
お爺さんにとっての「家」。
それがわかった時、お爺さんが家を出る時に捨てた物や、その後の行動の意味がよくわかって泣いた。
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