えりみ

博士と狂人のえりみのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
4.1
メル・ギブソンとショーン・ペンが初共演😲
でもアクション一切なしの英国映画、ていうのを映画ニュースで知る。
でも観たい!敵対せず友人関係なんやて(気ぃ合いそうにないけど)🙂
なんとかロードショーに間に合った。スクリーン2とはいえほぼ満席でビックリ、公開してひと月以上経ってるのに🎦
お話は「舟を編む」のスケールアップ版、こっちは実話ネタ😅
世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」を一から作り上げた偉業とその誕生に隠された秘話を描く。
単語カードを使って一語ずつ編纂していく手法が「舟を編む」と同じでアガった⤴
作るのに膨大な時間と労力がかかる割に売上に貢献せえへんってのも一緒やった😥
費用対効果やスピードを求められる現代社会で、ないがしろにされがちな仕事や研究、技術を地道に続けている人に感謝を💐
いや、そういう映画ではないんやけど。

原作ノンフィクションが書かれたのは1998年(邦訳あり📖)。
作者は英国ジャーナリストみたいやねんけど本は全米で大反響。メルギブソンは出版された年に映画化権を買い取ってたんやって😲
なんぼで買うたか知らんけど20年以上もあっためてたんや。
監督は「アポカリプト」の脚本に名前あるだけの人やし、実質メルギブソンが全部仕切ってそう😁
ロケ撮影は概ねアイルランドでおこなわれたみたい。昔の建物とか残ってそうやもんねぇ。
オックスフォード大学でもロケしたかったみたいやけど無理やったみたい。英国人はオージーに冷たそうやもんな(私見)。
メルギブソンもショーンペンもゴツイあごヒゲたくわえてる。ヴィクトリア朝時代は髭男dismが流行ってたらしい。
同好の士が言葉で盛り上がるシーンはやっぱり楽しそう🤩🤩
ここ以外でも友情シーンがそこここに。
看守役のエディマーサンもエエ味出してた😉

メルギブソンが父親を演じるとだいたい子沢山説、本作でも裏付ける事に😀
OED主幹編集になったのは42歳やっていうのにちびっ子もおったよ😲
四十路過ぎてから始めた辞書作り、さてマレー氏が78歳で亡くなるまでにどれだけ出来たでしょうか❓
ショーン・ペンが誤射した男の家族も子沢山やったな。
オカンが女の顔見せる怒りをショーン・ペンにぶつける長女役の娘良かった。
大黒柱を失い極貧になった哀れな未亡人にナタリードーマン(彼女もGOT出てるんか!)。
辞書編纂にかかりきりで家庭を顧みない夫に厳しさを見せながら内助の功を発揮する妻にジェニファーイーリー(Mストリープに似てる!)
この2人の女優が光ってた。
特にナタリードーマンは出番も多いし美味しい役どころ。
文盲っていう設定がねぇ、言葉がテーマのところに上手くぶっこんでキたなぁっていう😏
お金と知性でこられたらそら惚れてまうやろーっていうコトネ、男前やしね😶
でもこれが元でね🤮

何気に一番良かったのは劇伴やったりして♪
ここはうちの奥さんも同意見で。
音楽担当のヒトは「ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ」とかホラー作品にクレジットされてるから、本作のクラシックな感じはは異色ではあるんやろうけど。
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