MizueTakadaka

博士と狂人のMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
3.9
実話に基づいた映画のようです

冒頭、精神疾患を発症した男の
妄想によって、全く罪のない男が
殺され、精神障害の為に
無罪になる…という全く
理不尽で救いのない
ところからはじまりまして…

途中、被害者の男の妻や
大辞典編纂をしている博士との
交流により
救いがある…かと思いきや

その救いが、罪の意識がある
殺人犯を、より追い詰めて
病状悪化…という展開に
また絶望感を味わうことに…

どうしたもんかと…
結末の持っていき方も
この精神疾患の問題に関しては
うやむやな感じで終わってしまいました

たいへん重い作品でしたが
いろいろと考えさせられる…かな


被害者の奥さんが
この殺人犯を許せるようになったのは
殺人犯との交流で
ちゃんと謝罪の心を示していたことと
病状を理解したことが
大事なのだと思う…

裁判だけで有罪無罪を
決めて終わり…で
被害者が救われるかどうか…
ということは
この映画を観て、とても感じました
MizueTakadaka

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