あさのひかり

博士と狂人のあさのひかりのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
3.9
オックスフォード大学の威信をかけた英語辞典作りに取り組む言語学者と、精神病棟から彼に惜しみ無い協力をした元アメリカ軍軍医のお話。

もっと、辞典作りをがっつり扱う作品かと思ってたけど、それ以上に彼らの友情の物語だった。「博士」と「狂人」のダブルミーニング良い。

彼らが愛する女性達とのドラマもあるし、何より役者さん達の情熱がぶつかり合うような演技合戦が画面から伝わってきて、見応えすごくあった。だから、この映画で描きたいことは痛いくらい伝わってきたし、引き込まれずにいられなかった。

ただ、もう少し長くてもいいので、登場人物の心情をもっとしっかり描いて欲しかったかな、気持ちの変化が急にありすぎて「?」って感じるところあったから、そこだけ惜しい。
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