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ライトハウスの39のレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.0
トチ狂ったブロマンス、とでも言おうかしら。予告何度見ても内容が分かんなかったけど、それは正解で本当に分からない映画だった。観る側も多少の飲酒が必要な気がする!!

なんかもうよくこの映画製作できたな、というくらいの微妙な怪奇作品なんだけど、これにお金を注ぎ込んだその意気込みにあっぱれ!
絶対脚本の段階で、製作メンバーの数名は「本当にこれでいいのか…?」と懐疑的に思ってそうだし、撮影段階でも下っ端あたりの誰かは「これでいいのか…?」と日々悶々としていたのではないかと想像する。

映画もう一回観たくはないけど、キャストから端端のスタッフまでのコメンタリーがあったのならばたぶん観てしまうな…。

ここ数年のロバート・パティンソンは「トワイライト」やってたの⁉︎となるくらいぶっ壊れ方が見事だし、過去を消し去る勢いの作品選びの熱がすごい。対するウィレム・デフォーはもうそこそこお年なんだから無理しないで、と言いたくなるくらい強烈な演技を見せてくれる。2人は撮影後に一発ずつ監督とプロデューサー陣に思いの丈を込めた拳を喰らわせていい。というかどうか喰らわせていていて欲しい。あれ終わった後に「お疲れ!よかったね!」とか笑顔で言われる方がこわい。笑

もう最後の方は「ファーザー」見ている気分だった。疲れはするんだけど、見ても損はない作品。不思議〜〜
本当にキャストもスタッフも撮影大変だったろうに…映画の評価は心からお疲れ様の拍手!!

ちらりとしか映らないウィレムのトリトンコスプレ、じっくり見たいよ。
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