終始白黒映像のスリラーホラー。
謎めいた孤島にやってきた2人の灯台守が外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく、人間の極限状態を映像で描いた本作。
登場人物は2人だけ。けれどもその2人の
演技力の凄さでお腹一杯。ごっつぁんです。
実際に1801年にイギリスで実際に起きた事件をベースに、神話や古典文学などが織り込まれた本作は少々難解な作品だった。
オープニングからエンディングまで終始不穏な空気と異常に恐ろしい灯台の音。僕ら観客自体もずっとこの作品を見ていると精神状態がおかしくなりそうな気がした。
難解な映画と聞いて本作を鑑賞していたので様々な細かいところを後の伏線として回収されるのでは!?と思って観ていただけに必要以上に聞かされるオナラが特になんの意味もなかったのは正直おこ。
何が正常で何が異常なのか。
狂っているのはどちらなのか??
終始キリキリと張り詰めた展開で進んでいくのは本当に最後まで鳥肌止まらなかった。
正直一回の鑑賞で全てを把握するのは難しいと思うので劇場で爆売れのパンフレットを鑑賞後に購入し、見るのをオススメします!!
今までカモメってきゃわゆい鳥だと思ってましたが
今作を観てカモメの声を聞いたらすぐにその場から立ち去ろうと心に誓いました。あざした