るるばー

ライトハウスのるるばーのレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.0
音楽も映像もカモメもすべてが不穏。繰り返し鳴り響く霧笛の音にかき乱され、トーマスとウィンズローの関係性の読めなさにビクビクし、カメラのアングルに抉られるし、とにかく不穏(笑) エンドロール後の客席のあの重苦しい空気といったら… しかしモノクロームの美しい映像に心を掻きむしられる経験はなかなか得がたいので、スクリーンで味わえてよかったです。

パンフレットも読み応えたっぷり。特にDig Deepのページ。鳥や風や泥など自然現象に人格のような何かがあるってまさにこの映画の怖さ… 放屁についても詳細な分析が。トーマスの放屁の無遠慮さが神経を逆撫でするの分かりみ… 最初から不快感がすごかったんですよね。あの放屁。

ディテールも合わせて楽しめました。
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