湯っ子

ライトハウスの湯っ子のレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.0
私はどうやら、ポジティブ感情(楽しい、幸せ、前向き、ほのぼの)を引き出す系作品と、ネガティブ感情(不穏、悲しい、後ろ向き、ゾワゾワ)を引き出す系作品を交互に観たがる性質のような気がする。そうやって自分のバランスを取りたがっているのかな。あと、ポジティブにしてもネガティブにしても好きな匙加減があって、わりとどちらもややぼんやり気味、ニュートラルな方が好きみたいです。だから、良々(荒川)にほどよくよしよししてもらった後は、ほどよいゾワゾワを求めてしまいました。

ハリポタでその名の通り王子様だったセドリックが、こんなおっさんになっていたとは。そして、イケオジとして名高いデフォーが、きったない爺さんになってる。ちっとも美しくない男ふたりの話なのに、画がすごくかっこよくて、わけわからんで観ても、後に解説を聴いてから観ても面白かった。好きなゾワゾワでした。

ぜんぜん作風は違うけれども、「偶然と想像」の第3話を思い出した。
湯っ子

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