孤島での任務を果たすためやって来た2人の灯台守が展開する険悪な会話劇を描いたクセ強作品。
2023年70本目。
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンが主演ということで楽しみにしていましたが劇場鑑賞は間に合わなかった作品を漸く観ることができました。
思っていたよりもストレートなサスペンスではなく、かなり変化球的なクセ強映画でした。娯楽作品というよりは、雰囲気と名優2人の演技合戦を眺める芸術性の切り口からの方が受け入れやすい作品だと思います。全編白黒な上にほぼ正方形な画面構図など、はなから娯楽性は追求していないような心意気が伝わって来ました。
内容がどうのこうのというよりは、密室会話劇を傍観する感覚に近かったです。独特でした。
