真の意味で、《対話》とは何かを、考えさせられる120分間。
(1) 《最期》のときが、常に隣に居あわせるなかでの《対話》だからこそ、自身の生や、欲や、後悔を見つめなおす、そんな濃密な時間になってい…
ほとんどパイプイスに座ったまま2時間近く画面に魅入らせる大杉漣さんの演技力がもはや恐ろしい……。
犯罪や死刑制度について考えさせられる作品だが、これを観たからといって「じゃあ廃止にしよう」となるよ…
このレビューはネタバレを含みます
ローカル局で深夜に放送されていたものを視聴
2018年の作品だけど4:3の画面比率で画質もあえて荒くしてある
教誨師が死刑執行の際にお祈りに同伴するということは知っていたけど、月に2回の面会が行われ…
面白いという表現でいいのかな。なんだか考えさせられるものがありました。
最初の雰囲気から後半雰囲気が変わる死刑囚たちがよかったし、皆さん演技上手。佐伯さんの過去も含めて淡々としてて濃厚な人間ドラマで…
牧師と死刑囚の1対1の会話だけで進む映画。モノローグもなければ登場人物が別の人物と会話する場面もほぼないので、それが真実か本心か虚勢かおざなりなのか掴めない。私は牧師目線で観ていたが、私に起きた感情…
>>続きを読む人間の思考力の無限性を感じる対話劇でした。
確かに考えるんですよね、
動物は良くて人間は何故ダメなのかとか。
プロテスタントと仏教でも違いはあるし、
人間だって人それぞれ違う。
脳の奥底にある物を…
このレビューはネタバレを含みます
良い映画を見つけてしまった。
死刑囚の心と向き合う教誨師の物語。
反省していない一人目の死刑囚の物語
↓
教誨師に諭される
↓
罪を認めて号泣(場合によっては死刑執行)
↓
次の死刑囚の物語
…
冒頭、古舘さんが目を瞑っているだけで怪演に慄く。
家族がいる受刑者の役は監督さんの同級生で俳優ではない?
会話の中で概ね推測はできるが、受刑者の犯行の詳細は明確に提示されないが故に、観る人はその罪…
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