くまま

教誨師のくままのレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
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1人の教誨師と6人の死刑囚の対話、ほぼそれのみで構成されている。(舞台が教誨室から離れるのは三度だけ)

やり取りの積み重ねで問われるのは死刑の是非ではなく、
死刑囚を「わからない」まま排斥していないかという疑問。
教誨師が、自分ひとりだけでも死刑囚を眼差してやることに、意義を見いだすまでが描かれる。
大杉漣さんの遺作だそうで…この教誨師の今後をもっと見たかった。
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