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教誨師の奥のレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
3.8
非日常のリアルな描写。

終わりゆく平成の時代を代表する名優、大杉漣さんの遺作。『生』と『死』、人間が最も深く対峙するテーマに対して望まない死がカウントダウンされた死刑囚と向き合う『教誨師』という役柄を選んだことが重くまた深かったです。

老人の書いたメッセージも、そのとおりで。死刑ってどうなんだろうか、と久しぶりに考えさせられました。

人とつながるためには聖書にある言葉ではなく、最後は、「相手を思う気持ち」なのだと。

そして共にいる覚悟なのだと。

大杉漣さんの抑えた演技がそれを伝えてくれてました。
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