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毛虫のボロのjonajonaのレビュー・感想・評価

毛虫のボロ(2018年製作の映画)
5.0
ジブリ美術館にて。
生まれたての毛虫の赤ちゃんが見る小さな世界の感動を独自の表現でみせてくれる素晴らしいアニメでした。

作中の音が成人男性の声で全て構成されていてちょっと禍々しいけどメチャクチャ面白かった。
誰の声だろうな〜?って思ってたらラストで名前出てびっくりしました笑
なるほど、適役ですね笑

普通の音じゃなかったり、光や水も人間が感じる形ではなかったりとまさに『虫眼』
になってアイデアを生み出してるんだろうなぁ〜。いくつになっても想像力を絶やさない姿勢にゃもはや嫉ましいくらいですが、ワクワクしてあと30分は見ていたいくらいでした。
ジブリ美術館ってなんであんな居心地いいんだろうね。ディズニーより全然落ち着けるし夢の国だ…

小さい子が列に並んでる時に『千と千尋みれるの〜!?』って言ってて、すごい可愛かったんだけど。
思えば千と千尋って僕が子供世代の頃のものなので、その子にとって現役で映画館に掛かってる映画が、あの手描きの、恐怖と好奇心と愛が全て詰まってる宮崎駿作品ではないっていうのは少し気の毒だ…と勝手に心配しちゃいました笑
アーヤと魔女とかね…あるけどさ。うん。なんか…手描きらしいジブリ色を捨てたのだとしたら本当に悲しい。
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