ある年、暑い頃にジブリ美術館に行きました。
目当ては宮崎駿監督の「毛虫のボロ」。美術館でしか観れない映画、宮崎駿の新作に居ても立っても居られず。
そこでしか見れないという、昔ながらの映画館の…出逢いたい想いに駆られて。
映像の前で素直になれるというか、40半ばのオッさんではなく、次の瞬間、次の映像…を待ち焦がれる純粋な子どもでした。
毛虫の誕生や、光合成を、想いもしない圧倒的な表現で描き、そしてハチやカマキリなど獰猛な虫たちがまるでエヴァンゲリオンの使徒のように大胆に描かれる。
ミクロな世界に起きている、必死で刹那な小さい命の生きざま。それを感情込めて精一杯描く駿さんの素朴さ。
タモリの擬音だけで全ての映像をつむぐ14分間。
そうです。不思議なことに映像を全〜部覚えてるんです^_^