ノットステア

毛虫のボロのノットステアのレビュー・感想・評価

毛虫のボロ(2018年製作の映画)
4.3
『未来少年コナン』展に行ってみたくて、友達と行くことになっていたが、急遽来れなくなったので一人で行った。

『未来少年コナン』を全部観てから行くつもりだったのに、ちょっとしか観て行くことができず、他にもいろいろあってかったるかったんだけど、チケット代無駄になるのも嫌だったので行った。

『毛虫のボロ』を観てちょっと気分が良くなった。

「はじまったぁ」「見てぇ」「おっ」など、子どもの声や保護者の「しー」っという声が聞こえた。
そういうの含めてやさしい気持ちになっていった。

以下、ネタバレあり










卵から孵ったばかりの毛虫視点の世界。最初水中にいるのかと勘違いしてしまった。『水グモもんもん』を思い出した。水中の気泡かと思ったけど、違う。四角い何か。チリとか花粉とか、(パンフレットを読んで、匂いだとか、空気のゼリーって書いてあった。)
光の描き方も面白かった。
植物の蒸散や光合成、植物の中の水の動き。
毛虫の大量の糞が落ちてくる。笑ってしまう。
ロボットとして描かれるカリウドバチ。不気味だった。
茎の部分をかじると不味い。かじったところから虫が湧いてくる。
カマキリ。
女の子の服に付いちゃう。
そっとお母さんが葉っぱに乗せて落とす。
花粉。たんぽぽ。

最後、「声と音 タモリ」と画面に映し出され、どよめいていた。大人たちも「おぉ」「えぇ」「あぁ」など声が漏れていて面白かった。