りょう

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」のりょうのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シビュラシステムもサイマティックスキャンもない東南アジアの国を旅をしていた狡噛が、日本棄民の女の子と出会う話。

2117年にシビュラシステムがない国は、シビュラがある国と比べて統治がうまくいっているのか、それともうまくいっていないのか。サイマティックスキャンがない、犯罪係数が測れない国では、一見平和のために活動している人間が、実は悪だと気付けない。
そもそもガルシアは自分を悪だと思っていないだろうし、何なら彼なりの正義だったはず。正義の反対はこれまた正義。

狡噛は冒頭から襲ってきた相手を殺さず、それによって命の危機にさらされるが、最後の最後、殺されかけたテンジンの仇としてガルシアを明確に自分の意志で殺す。

悪霊のように今も狡噛に影を落とす槙島の存在、復讐を果たしたことに今も苛まれながらも、テンジンのために躊躇なくガルシアを殺した狡噛。タバコを吸うシーンがやけに多い今作は狡噛の迷いみたいなものが表現された作品でした。

最後は決意を固めた感じで日本入り!ついにシーズン3!
りょう

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