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本番 ほんばんのimaponのレビュー・感想・評価

本番 ほんばん(1977年製作の映画)
3.7
P女優の中でもお顔の好みというと山口美也子。山口美也子のデビュー作がこの「本番」とは知らなかった。ロマンXの「ザ・本番」シリーズと誤認して危うくスルーのところだった(^_^;)

藤本義一の波乱万丈昭和ストリッパー物語。週刊誌記者丹古馬の取材に語り始めるチェリー水沢のあまりにも男運の悪い半生にジュークボックスダンス。

山口美也子を狙うカメラはストリップステージでも濡れ場でも輪姦シーンでも常にアクティブでお顔はじっくり堪能できないけれど、その分ステージでの背中美やブルーのホットパンツなど見どころ。キ○○イヒモに硝子片で刺された傷を自分で入れ墨にしちゃうとかスゴい。
お顔派だったら宮下順子(役名・まん子姐さん)がペットロスで鏡に向かうほぼ素っぴんがあります。

男運の悪いチェリー、義父に犯され逃げるようにケンちゃんという青年と駈落ち青春。通り過ぎる男たちの中でケンちゃんだけは裏切らない憧れ(しかし、キ○○ガイヒモのせいで行方知れず)ステージからケンちゃんの面影のある青年を見付け舞台上でアドリブ本番。

本作のストリップショーミュージックは基本かなり過激なロックのリズム。件の本番の時は和物の「ソウル それからどうした!」

高橋明は横暴な支配人を安定で見せる。
橘雪子は偽装自殺から庄司三郎に抱きつく。

ラストのスポットライト悲しく決まってる。
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