最近100本近くクリップしている映画を消化中。
見たい映画をもっと片っ端からクリップしていったら軽く300本行くんだろうなー。私はたまるのわかってるからクリップはほんとに見たい映画を忘れないようにしている感じ。
さてさて。
まずエイス・グレードって主人公の名前だと思ってた。
変な名前だなーと思ってたら「8年生」ってことか。
アメリカでは小学校が五年で中学校が三年で中三は8th gradeってよぶらしい。小学校が五年って知らんかった。
ちなみに主人公の女の子の名前はケイラ。
このケイラ役の子が良い!まず顔にちょっとニキビがあったり若干太ってる感じがリアリティあるなあと思う。彼女をキャスティングするセンス私は好きだなぁ。
リアリティで言うと投稿した動画の閲覧数が1or2件なのとか、ケネディの誕生日会でのアウェイ感とか、フードコートでの年上に混じって話聞くシーンとかが素晴らしいなと。ある意味あるあるネタを見ている感じ。
そしてあるあるのベストシーンが体験入学のペアのオリヴィアの登場である。
いる。こういう人生のある地点でその時に一番欲しい優しさをくれる人。ただただ憧れ、尊敬し大好きになってしまう存在。
ここは正直、私自身の経験に置き換えたりしてちょっと胸が温かくなった。なんだろうこの感情。ちょっとノスタルジックで懐かしい感情。
あとはケイラが動画で発信していることは実は誰の為でもなく自分の為っていうのもなんかすごいわかる気がする。
自分は助言できる人間じゃないから動画をやめるっていうケイラの誠実さも好きだなあ。
そしてそんなケイラを愛しいつも温かく見守るパパがこれまたいいんだ。終盤のタイムカプセルを燃やすシーンで、ケイラが自分みたいな娘がいたら悲しいんじゃないか?ってパパに聞いた時のパパのセリフ
「お前がイライラしたり辛いときはパパも悲しくなる。でもその悲しみの中身はその状況のことでおまえ自身じゃない。」
このセリフ愛があふれてると思う。だってケイラが自分をうっとうしく思ったり、辛くてもその状況が悲しいだけでケイラのことは全肯定なわけだからね。そしてパパ、演技も素敵。
最後にケネディに一矢報いて、話すと素敵なゲイブとおうちデートして、タイムカプセル作って終わり。いやー近年まれにみる前向きな終わり方。まれってことはないけどやっぱいいね。
いやー良かった。
そしてめちゃくちゃ勇気もらえる映画だと思うのでおすすめ。
現場からは以上です。